健康食品として知名度はありますが、あまり知られていないクロレラ。
クロレラは淡水に生息する緑色をした藻です。淡水に住むので淡水藻と言われます。(海に住んでいると海藻になります。)アオサやアオノリの仲間なのでそのまま食べるとクロレラは濃い青海苔のような味がします。
形は球状で直径が3〜8μm(1,000μm=1mm)ととても小さく、色は鮮やかな緑色をしています。きれいな緑色なので、着色料として使用されることもあります。例えば、緑茶の粉末などに時々「クロレラ」の表示があることがあります。クロレラは20数億年前から現在の姿で存在していました。淡水中で太陽エネルギーと炭酸ガスで光合成を行い、1個のクロレラは1日で4個に核分裂します。この割合で増殖すると63日後には地球の容積よりも計算上は大きくなるのですが、クロレラ同士が互いに光を遮り、光の当たらないクロレラは成長が止まり、やがて死んでしまうことで実際にはそこまで増殖いたしません。しかし、このような旺盛な繁殖力を持つことから、未来の食料源として注目されています。